九州産直通信

グルテンフリー食品はなぜ人気!?小麦に頼らない健康生活のススメ

無添加や無農薬で作られた食品、自然由来、天然由来の食材など、体にやさしい食べ物を好んで選ぶ健康志向の商品が増えています。
グルテンフリー食品もその一つです。小麦に多く含まれているグルテンは、体の不調の原因になると言われていることから、小麦を使わないグルテンフリーの食品が注目されています。この10年で3倍に市場が拡大したグルテンフリー食品が人気の理由ついて探ってみました。

小麦食品のモチモチ感を演出するグルテン

グルテンとは小麦粉に含まれるたんぱく質のこと。主にパン、うどん、ラーメン、パスタ、ホットケーキなどの小麦粉食品に多く含まれていて、もちもちとした食感を作り出す特性があります。小麦食品を口の中に入れたときに感じる、あの弾力感はグルテンのお陰というわけです。世の中には小麦粉食品が多数存在しており、グルテンは人々の食卓に密着した身近な成分といえます。

グルテンが主に小麦に含まれることから、もともとは、小麦によってアレルギー症状が出る人たちのための体質改善のための食事療法としてグルテンフリー食品が誕生しました。その後、アレルギーではない一般の人でもグルテンフリーを実践すると体調が良くなったり、ダイエットにつながることが分かり、健康のために小麦を摂取しない食事法としてグルテンフリーが少しずつ定着していったようです。

グルテン摂取で肥満や栄養失調も

グルテンは消化されにくいタンパク質で分解されるため、便として身体の外には出ず、腸の粘膜に貼り付いて異物となります。その結果として、粘膜が弱くなって腸内環が悪化、さまざまな体の不調を起こします。グルテンに対する免疫反応によって起こる「セリアック病」や、小腸が過敏に反応して消化不良になる「グルテン不過敏症」などが代表的な症状です。
この他にも、小麦の食用増進効果による「肥満」や、消化吸収の低下によって起こる「栄養失調」なども、グルテンによってもたらされる不調と言われています。グルテンフリーを心がけることで、こうした症状を抑えられると言われています。

ただし、グルテンフリーにこだわりすぎると、小麦に含まれるビタミンB・ミネラル・食物繊維などの栄養成分が不足するので、本来必要な栄養素が摂取できずに、かえって健康に悪影響をもたらす可能性も。また、グルテンフリーの効果は医学的な根拠がないことも心に留めておきましょう。

グルテンフリーは米粉が中心、認証規格も注目

グルテンフリーの代表的な原料は、お米を細かく砕いて粉状にした米粉があります。これ以外ではそば粉、とうもろこし粉、片栗粉、大豆粉、おからパウダー、コーンスターチ、アーモンド粉、ココナッツパウダー、タピオカ粉などがグルテンフリー原料として採用されています。

また、グルテンフリー食品であることを証明する認証規格もいくつか運用されていて、日本の農林水産省が認証する「ノングルテンJAS 認証」(https://www.komeko.org/jas/certification.html)や米国GFCOが運用する「GFCOグルテンフリー認証」(https://www.sgsgroup.jp/ja-jp/agriculture-food/food/food-certification/gluten-free-certification-services/gluten-free-certification-organization)などが有名。
食品メーカーにとっては第三者機関が認定した確かなグルテンフリー食品であることを証明でき、消費者にとっては安心してグルテンフリー食品を選ぶ目安となりますね。

無理のない範囲でグルテンフリー食品へ移行

現在、グルテンフリーの中心は米粉を使った食品です。以前に比べると加工技術も進化し、小麦に近い食感を実現できるようになってきました。お米は、本来日本人が古来より食してきた主食なので、米粉からグルテンフリー生活を始める人が圧倒的に多いようです。スーパーやコンビニでは小麦粉が入っていないお菓子や調味料も増えてきました。
特に日ごろ体調に不安を抱えている方や、先述のような不調に心当たりのある方は、まずは無理のない範囲でグルテンフリーを始められてみてはいかがでしょうか。

次回は、当店がおすすめするグルテンフリー食品を紹介します。

この記事をシェアする
この記事をシェアする
この記事を書いた人

Motto: 走るライター

観光スポットを走りたくなる年頃。