九州産直通信

長崎のマイナー郷土料理「卓袱料理」を手頃に食べた話

長崎の郷土料理の卓袱料理

みなさま、こんにちは!
夏より冬が得意なお取り寄せ本舗のマツです|・ω・)ノ

突然ですが、みなさんは長崎の郷土料理といえば何を思い浮かべますか?
熊本だと「いきなりだんご」、宮崎だと「チキン南蛮」、大分だと「だんご汁」などがありますよね。

長崎だと、やはり「長崎ちゃんぽん」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
「ちゃんぽん」はメジャーなので、多くの方に知られていますが、長崎のマイナーな郷土料理である

「卓袱料理(しっぽくりょうり)」

を皆さんはご存知でしょうか?

長崎は出島などで有名な通り、オランダやポルトガル、中国などからさまざまな文化が入ってきた歴史があります。
そんな長崎で誕生したのが、和・華・蘭の献立が融合した「卓袱料理」です。

卓袱料理の特徴は、円卓にさまざまな料理が大皿などに盛られているところ。
大勢で中華料理をいただくイメージに近いですね!

メニューはお店によって違ったりしますが、
「卓袱料理といえば!」でよく見かけるものを少しご紹介しますε=ε=ε=(ノ^ω^)ノ

まず、個人的に卓袱料理の目印にしている「バスティー」

卓袱料理のバスティー

パイのような見た目がまさに蘭。
ちなみに「バスティー」はパイではなく、スープなどを入れた器に網目状の生地をのせて焼いたものだそうです。
生地をスープに浸して食べたりもするのだとか。なにそれオシャレ( ☆ω☆ )

続いて定番「豚の角煮」

卓袱料理の角煮

長崎といえば角煮なので、こちらは必ずと言っていいほど卓袱料理には出てきます!
美味しさは間違いないですね( ^ω^ )b

最後にご紹介するのは「梅椀(お汁粉)」

卓袱料理の梅椀

こちらは卓袱料理の〆として出てきます。
長崎はシュガーロードの起点だったこともあり、当時は貴重な砂糖をふんだんに使うことで最上級のおもてなしをしていたそうです。

他にも、長崎近海で獲れたお魚の「お刺身」やこちらも郷土料理の「長崎天麩羅」、「お鰭(おひれ)」と呼ばれる卓袱料理の最初にいただくものなどがメニューにあります。

また、卓袱料理の独特の文化として「お鰭をどうぞ」という一言から始まる作法のようなものもあり、こちらの言葉には「お客さま一人に魚一尾を使いましたよ」というおもてなしの意味が込められているそうです。

おもてなし!日本の文化が詰まってますね( ・ω – )v

と、卓袱料理の大まかな全貌はこんな感じです。

ちなみに私が円卓を囲って卓袱料理を食べたのは、小学生になる前くらい…?( ;・ω・)
ですので、うっっっすらしか記憶にございません。
確か「バスティー」があったのは覚えてます笑

そのくらいの経験しかなかったので久しぶりに食べてみたい!

ということで卓袱料理を提供しているお店を調べてみることに…

長崎市には卓袱料理が食べられるお店がいくつかあります。
冒頭でご説明したのでなんとなく察していらっしゃると思いますが、
卓袱料理は宴会やコースの意味合いが強いです。

そのため、伝統的な卓袱料理をいただくとなると料亭などが多いのですが、
ちょっと私には敷居が高い。そして基本コースなのでお値段も高く予約も必要…。

どうしたものか…( ;- ω – )

しかし、ご安心ください。
卓袱料理を気軽に食べる方法として、「ランチ」という選択肢があるとの情報が入ってきました!\( ^ω^ )/

長崎の名店では、ランチ用に予約なしでも本来よりお手頃なお値段で卓袱料理を提供しているところが数多くございます!ありがたや〜(´ω`ヾ)

いろんなお店で食べることができますが、
今回マツが選んだお店は長崎の名店「吉宗(よっそう)」です。

こちらのお店は、長崎市民に「長崎の名店といえば?」とインタビューをするとしたら
5本の指に入るくらい名前があがってくる名店です!

ちなみに「吉宗」の名物は茶碗蒸し!丼ぶりサイズで茶碗蒸しを食べることができます(たまらん( ^ω^ ))

「吉宗」といえば茶碗蒸しですが、卓袱料理もちゃんと名物です!
「吉宗」を選んだ理由としては、名店なのに確か行ったことがなかったから(私情)と、卓袱料理のメニューの中に茶碗蒸しもあるから!(私情!)です笑
つまりいいとこ取りというわけです\( ^ω^ )/

「吉宗」は長崎市の繁華街「浜町アーケード」内の脇みきにお店を構えています。
赤い提灯と150年続く伝統的な店構えが特徴です。

ちなみに「吉宗」は、週末に行列がよくできているのですが、
予約席と当日席でエリアが分かれているみたいなので
予約できなくても当日に並んだら食べられるチャンスがあります!( ^ω^ )b

お店に入る際には、木札を鳴らして昔ながらのお出迎えしていただけますよ( ^人^ )
(前情報:メインの2階の座席は靴を脱ぎます)

元祖茶碗むし 吉宗(よっそう) 浜町本店

赤い提灯が窓の外に垂れ下がる、老舗感がいい感じのお席に通していただきました。

元祖茶碗むし 吉宗(よっそう) 浜町本店

メニューはこんな感じ( ・ω・)

吉宗のメニュー

茶碗蒸しと蒸寿しが定番です。

吉宗のメニュー

ありましたありました!卓袱料理!( ☆ω☆ )
今回はこの予約がいらない「ミニ卓袱」をいただきます!

通常の卓袱料理は円卓で食べますが、今回はお手頃版ということで
お盆に何回か分けてコースのようにお料理が運ばれてきます。

まず運ばれてきたのはこちら。お刺身と酢の物(湯引)、食前酒の梅酒。
お刺身は新鮮で美味しかったです( ・ω – )b

吉宗の卓袱料理

続いてはメインディッシュ。
来ました茶碗蒸し!そして角煮!( ☆ω☆ )
ちなみに左手前にある「蒸寿し」は、そぼろのお肉ではなく鯖?をほぐしたものでした。
お肉だと思い込んで食べたのでびっくりしました(いらぬ前情報( ;^ω^))

吉宗の卓袱料理

そして最後に梅椀(お汁粉)
甘さが染みますな〜( – ω – )

吉宗の卓袱料理

ということでお送りしました、長崎の郷土料理「卓袱料理」いかがでしたか?
「吉宗」の卓袱料理、とても美味しかったですv( ^ω^ )v
お腹もいっぱい!

今回は「吉宗」の卓袱料理をご紹介しましたが、
お店によってメニューが変わるのもまた面白いので、
いつか長崎を訪れた際は、ぜひ卓袱料理も味わってみてはいかがでしょうか?
満足感抜群ですよ!

最後までお読みいただき、ありがとうございましたヘ( ^ω^ ヘ )

それではまた〜

店舗名:吉宗(浜町本店)
住所:〒850-0853 長崎県長崎市浜町8-9
営業時間:11時~15時半(14時半オーダーストップ)
     17時~21時(20時オーダーストップ)
HP:https://yossou.co.jp/

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この記事を書いた人

Motto: 生まれながらの末っ子

アニマルとグルメに癒しを求め、高いところに登りたくなる習性がある人。