オンライン
ショップへ

こんにちは。九州お取り寄せ本舗スタッフです。
当店では九州のプレミアムな”食”を産地直送でお届けしており、多くの方にギフトとしてもご利用いただいています。
これまで3回に分けて、いまさら聞けない熨斗(のし)の使い方や豆知識等をまとめてきました。

今回は、「熨斗ってそもそも何?」「熨斗紙だけじゃなく渡し方も分からない…」といった熨斗に関わる小話(きっと役に立つ!)をいくつかお伝えしたいと思っています。

熨斗の有無について

熨斗があるものとないものを目にしたことがあるのではないでしょうか。
これにも意味があり、元々の熨斗の意味を知ると判断しやすくなります。
熨斗とは、こちらの画像にあるような、のし袋やのし紙の右上に見かけるアレです。

 

 

 

 

 

←見たことありますよね!

 

 

 

古来より、長寿を表すアワビを干して伸ばした「熨斗鮑(のしあわび)」を儀式の肴として使っていました。ここから変遷し、熨斗鮑は縁起の良い食べ物として贈り物に添えられるようになります。これが熨斗のルーツ。
このことを考えると、熨斗(縁起の良いもの)を添えるかどうか分かりやすいですね。
快気祝など、病気から快復された時はとても喜ばしいことなので熨斗付き
お見舞いなど、悪いことに遭遇したことを慮る場合には熨斗は不適切ですね。
弔事用の熨斗紙に熨斗がついていないこともこれで理解できます。

ちなみに、熨斗は元々アワビ(海産物)であることから、鰹節や鮮魚、お肉(ハム)など生鮮品の贈り物を贈る場合は熨斗は不要です。
とはいえ、お肉やお魚を贈り物としてもらうと嬉しいという方は多いので、そういった商品を贈り物として選ばれる方も多いです。熨斗付きの熨斗紙しか準備できない場合はあまり気にしすぎず、相手が喜ぶものを贈ると良いでしょう。

贈り物の渡し方

今まで熨斗紙の使い方について説明してきましたが、意外と悩む、贈り物の渡し方についても説明したいと思います。
運送便で送る時は「内のし・外のし」で説明したように、内のしにて包装、包装紙の上に送り状を貼り付けるだけで良いのですが、問題は直接手渡すとき。
ここでは、手渡しする際のマナーについて説明していきます。

・結婚祝い

昔は結婚式までに新郎または新婦の自宅へ行って渡すのが正式だったようですが、今は結婚式当日に会場受付で渡すことが一般的になっています。
ご祝儀は袱紗(ふくさ)という布(またはハンカチ)で包み、汚れたり折れたりしないように持参しますが、受付で布から取り出し受付の方に渡します。その際、「心ばかりのお祝いでございます」など一言添えると良いでしょう。
その後、「芳名帳(ほうめいちょう)」に名前や住所を丁寧に記帳します。
もし事前に本人たちに渡す機会があった場合には、結婚式当日は事前に渡している旨受付の方にお伝えしましょう。
また、事前に渡す場合は結婚式の1週間前までには渡すのが親切です。

・お祝いやお返しの品の手渡し

持参する際は、購入したショップの紙袋や風呂敷にいれられていると思いますが、手渡しする際はそのまま渡さず中身の品物を取り出して渡します。
その際、熨斗紙の表書きが相手から見て正しい位置となるように両手で持って渡します。
和室で手渡す場合は、畳の上に贈り物を置き、贈り物に両手を添えて押して滑らせるようにして手渡しします。
ちなみに、相手を訪問する際は、早朝や夕方過ぎなど相手が忙しいであろう時間帯は避けましょう。
贈り物の渡し方

・お見舞いの渡し方

渡し方については他と同じですが、お見舞いについては相手が弱っていることを考えてもデリケートなものになります。
せっかくならば自分も相手も気持ちの良い時間を過ごしたいので、相手の状況に合わせて日にちや時間を選びましょう。
アポイントは必ず取り、もし相手の容態が良くない場合は訪問を控え、贈り物は配達または退院後にするのも良いでしょう。
また、面会時間は短く済ませるのが前提で、相手の体調を見て時間を調整しましょう。
基本的に、大人数だったり小さなお子さんを連れて行くのは避けるなど、相手のことを一番に考えた行動をとってくださいね。

 

まとめ

熨斗紙についてだけでなく、本当に日本の贈り物にはさまざまな決まり事があります。
ですが、それはつまり「相手のことを真剣に考えて贈り物をしている」ということで、とても素敵な心遣いでもあります。
お祝い事やお悔やみなど、その時どきによってどう声をかければいいのか、どんなものを贈るのが良いのか等、考えることは多いですが、相手の気持ちになって考えてみましょう。
この記事が贈り物を渡す時にスマートに対応するための参考になれば嬉しいです。

 

▶蝶結び(花結び)について

▶結び切りについて

▶弔事用熨斗紙について